チベットの仏画タンカを描くスペイン在住の日本人


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”21尊ターラー” 〜その32 金泥 2〜
尊格の衣等に金泥で模様を描き込んでいく。
長い線を描く場合と細かい紋様を描く場合で使用する筆が異なるために、まずは衣の縁や、光環または頭光といった部分の長く細い線から始める。

 

 
 
葉の葉脈や縁取りにも。
 







 
次に憤怒のターラー尊の光背の炎。
炎の描写にはこの金泥の線があるのとないのとで随分印象が変わるため、今回のようにそれほど大きな炎ではなくても効果的に金泥で線を描き込む。


金泥での描写前は、、、




これに金泥描写を入れるとこうなる。






少し違うパターンの炎の描写





ターラーの冠にも少し飾りをつける。





 
これは21尊のターラーの第二尊、ロテル・ヤンチェンマの持物でチベット語で”メロン”とよばれる儀式用の鏡。
ここにも金泥で"HRIM"の文字を書き入れる。
因みにヤンチェンマは日本では弁財天。



来週から日本に一時帰国するので、このタンカの制作も少しの間休憩です。

ロサール(チベット歴でのお正月で今年は2月19日)までに完成させようと思っていましたがちょっと無理でした。

日本でいろいろと吸収して、スペインに戻ってきたらまた制作を再開し完成を目指します。
 
JUGEMテーマ:絵画


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