チベットの仏画タンカを描くスペイン在住の日本人


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深夜撮影会
毎朝6時からは読経と瞑想の時間。

小さな仏間の入り口には2009年に制作したヴァジュラ・キラヤのタンカが額に入れて飾ってある。

普段描いているタンカと違って、このタンカの支持体は日本の絵絹。

白土なんかを織目に塗りこんで滑らかになめしたタンカのキャンバスに比べて、絵絹は縦横の絹糸がそのままで凸凹、、、に僕には感じられる。絹の準備の仕方が間違っているだけかも。

タンカのキャンバスに慣れてしまっているので、細かい描写をする時は筆が未舗装の道路を走る自転車みたいにガタガタと。
ゆっくりと筆を進ませないと細い線は途切れてしまう。
 

 
髑髏のひび割れ部分みたいな感じで、下地に何か色が塗っていればまだ大丈夫。

 
こういう風に絹地に直接細かい線を描く場合は厳しい、、、絹糸の織目、わかるかな。

 
制作の思い出話はこの辺で。

このタンカのすぐそばには大きな グル・パドマサンバヴァの像 があって、早朝や夜中の外光が入らない時間帯にはその仏像が丁度良い具合にタンカの額のガラスに映り込む。いいなぁー、これ、、、と写真に収めたいと常々思っていたのだけれども、朝はいつも以上に早く起きるのは辛いし、夜は次の朝のことを考えると早く寝たいし、、、と先送りになっていたのをやっと先日撮影。

スペインでは夏が近づいて日が長くなってきたので、夜でも8時や9時ではまだ明るく撮影は深夜近くに。撮るだけとって確認は明朝。

 

丁度いい角度で撮れるところにソファーがあったりするのでちょっと時間かかったけど、ちゃんと写っていてよかった。
 

 
少しトリミングして完成。
今作っている新しいサイトで使うことにします。


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