チベットの仏画タンカを描くスペイン在住の日本人


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蓮池 2 

なんだかんだと落ち着いて絵を描けない日が多いこの頃ですが、なんとか蓮池の方も葉の彩色が大体終わりました。

キャンバスがいつもより黄色味が強く濃いめの色だからか、最初思ったような色が全然作れずに随分時間を無駄にしてしまいました。

この葉の部分、元々は水彩画のような感じであっさりと薄塗りで済ませようと思って藍と藤黄だけで彩色したけども、どうも弱すぎて結局染料系のみでのあっさり彩色は中止。

ただ彩度を抑え気味にしたいので、岩絵の具はここでは使わずに土系の顔料中心。

黄土各種、緑土と藍、藤黄。

線描きが終わったときはこんな感じでした。

そこに混色した色で彩色。

 

因みに今回使ったのは天然の本藍ではなくて ネパールで購入した藍。かなり鮮やかな色合いで、結構透明度が高い。

他の藍との色の違いに関しては以前の投稿”タンカのぼかしに使われる色材””モロッコ産 藍 試し塗り”を参照にしてください。

 

このネパールからの藍。使い方が凄く簡単なので紹介します。

まず藍の塊を水を入れた容器にそのまま投入。

すると炭酸水みたいな感じで泡がシュワシュワ〜っと出てくるのでそのまま放置。

しばらく放っておくと、泡が収まって容器の中の水が濃い藍色になる。

容器の底部分には小さな塊や異物があることがあるので、その部分だけ容器に残すようにして別の容器に移して準備完了。このまま使えます。

膠とかで溶かないしキャンバスへの定着が心配になるところですが問題ありません。多分タンカの場合キャンバスの方に膠分がしっかりとあるからだと思います。ただこの藍を線描きに使う時は滲み防止の為に膠を入れた方が良いですね。



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