チベットの仏画タンカを描くスペイン在住の日本人


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金泥を磨く
タンカでは金泥を塗った部分を磨いて光沢をだす。
金泥を塗った部分全体を磨くこともあるが、細かい線を描くように磨いて模様を作り出すこともある。

例えばVajra Kilayaのタンカの、、、

<http://sangkyap.net/vjrakilaya.html>

蓮華座の上、尊格の足元にある日輪部分。

金泥を輝かせるために磨く道具は、今までも結構いろんなものを試したことがある。
 

これはネパールで作ってもらったガラス製。
 

金泥を塗った部分全体を磨くのなら、こういったもので十分。
 
柄をつけるとより使いやすい。

これはベルギーで見つけたもの。 
ただ金泥を磨くのに金属を使うと金泥の輝きが長持ちしないと聞くのでほぼ未使用。

これもベルギーで買ったカリグラフィー用のガラスペン。
細かい文様も描きやすい。


これは日本製の瑪瑙棒。 これも非常に使いやすい。


日本では猪の牙を使うと聞き画材屋で見てみるとかなり高価だったので断念。
、、、と思ったら兄の奥さんが知り合いの猟師さんに頼んで送ってくれた。


立派な牙!と喜んだのも束の間、先から中央にかけて亀裂が、、、
これだと磨いたときに金泥を削るどころか、キャンバス自体を傷つけてしまう 
、、、残念(泣)


小さい歯も一緒に送ってくれていたのでこれを近々試そうを思う。

もう一つ同封されていたのがこれ、、、

前歯。。。
これは怖すぎるので多分使わない。


もう一種類金泥を磨くのに日本で使われている(使われていた?)のが鯛の牙。
これも大きい鯛のものがいるのであきらめていたけど、魚屋の知人が送ってくれた。

他の魚のも混じってる。



金泥を磨くのに使うのは前のほうの尖った牙?
いや、多分丸いほうの歯か?
どなたかご存知でしたら教えいただけると嬉しいです。

ちなみにチベットでタンカの金泥を磨くのに最適とされるのがこれ、、、

天珠(Dzi Beads)
天から降ってきたとか、霊石と言われる不思議な石。

 
どっちにしても、神仏を描くタンカには道具も天誅のようなものを使うチベット人にしてみたら、猪の牙や魚の歯とか使うともの凄い嫌がられるのは確実。


 
JUGEMテーマ:絵画


をぉぉぉぉぉお。
天珠をつかうとは知りませんでした。
たしかにチベットは殺生厳禁ですしね。
面白いお話です。
きつね | 2011/04/02 21:54
天誅は高価なので実際に使っている人は少ないですけどね。
普通の瑪瑙石に柄をつけて使っている人が多いです。
Yoji | 2011/04/03 18:23
細かっ

うさぎの前歯でやりなよぉ〜。
305 | 2011/05/15 22:48
日本ではウサギの歯も使ったりするんですか?
でもウサギの前歯って尖ってなくて、人間の前歯みたいな感じじゃないですか?
Yoji | 2011/05/16 16:37
COMMENT









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