チベットの仏画タンカを描くスペイン在住の日本人


<< October 2020 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
 
→ English version
”21尊ターラー” 〜その33 金泥 3〜
2015年3月の日本一時帰国からスペインに戻ってすぐに風邪を引いてしまったけれども、こじれることもなく早いうちに治ってくれて、ようやく”起床→お経と瞑想→食べる→描く→食べる→描く→食べる、、という以前の生活リズムに戻ってきた。
 

そこで今回の日本での滞在中に新しく入手した画材を試してみることに。

ニベという魚の浮き袋から作られた膠。
 
金泥に、、、と薦められて、ちょうど今制作中の21尊ターラーのタンカが金泥での作業段階だったので早速。

ここで「膠って何?」という方のために簡単に説明すると、僕が使ういわゆる”絵の具”は主に鉱石を細かく砕いたもので、この粉状のものをタンカのキャンバスに定着させる”糊”として混ぜて使うのが膠。

この膠の種類や濃度、扱い方は色の発色や定着力に影響を与える為、現時点においては作品の色具合、将来的には作品の寿命を左右する大事なもの。


まず見た目はいつも使っている、水牛や牛から作られた膠に比べると綺麗に澄んだ薄い飴色。

 


 

僕はいつも少量しか膠を使わないので、一度に準備する量は1gもない。
そこでまずは大きすぎる膠を砕いて、必要な分だけ湯に浸す。

結構堅く、弾力もあるのでこんな感じで、、、

 


 
read more...


”21尊ターラー” 〜その32 金泥 2〜
尊格の衣等に金泥で模様を描き込んでいく。
長い線を描く場合と細かい紋様を描く場合で使用する筆が異なるために、まずは衣の縁や、光環または頭光といった部分の長く細い線から始める。

 

 
 
葉の葉脈や縁取りにも。
 







 
read more...


”21尊ターラー” 〜その31 金泥 1〜
お正月気分に浸ることもなく、いつもどおり仕事中。

 
read more...


”21尊ターラー” 〜その30 撮影確認〜
今回のように長期間同じタンカを制作していると目が慣れてきてしまうので、改めて客観的にタンカの状態を確認するために、適当に写真を撮ってパソコンの画面で見てみる。
 




read more...


”21尊ターラー” 〜その29〜
全ての静寂尊の光背に更に光環をつける。

 





続いていくつかの細かい部分を描きこむ。
read more...


”21尊ターラー” 〜その28 花〜
 


JUGEMテーマ:絵画


”21尊ターラー” 〜その27 草木〜







JUGEMテーマ:絵画

read more...


”21尊ターラー” 〜その26 尊格の身体のぼかし〜
各尊格の身体へのぼかし。中央のメインのグリーンターラーには植物から抽出したシュンケンという色を使う。頭光はコチニールで。





シュンケン自体はくすんだ緑っぽい黄色。黄色に緑、微量のオレンジを混ぜたような色

read more...


”21尊ターラー” 〜その25〜
各尊格の光背周りに影をつける。




read more...


”21尊ターラー” 〜その24 開眼〜
通常、タンカを制作する手順では開眼は最後に行われるが、先日の6月13日、チベット歴では第四月の満月の日は釈尊の降誕、成道、涅槃の日とされる非常に重要な日だったので、この日に現在制作している21尊ターラーに瞳を描きいれることにした。






read more...